ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落211 [2022-02-16]

211 This recalls an incident which happened to my wife Mary, who has since passed away, when she became lost at night fall in a jungle of high wild lilac which covered only a half acre of land. She became frightened and called for help, even though she was only about 500 yards from home. This is used only as an example to show how easily one can become lost in a jungle of self opinions which are contrary to cosmic purpose.
211 このことはずっと前に亡くなった私の妻メアリーに起こったある出来事を思い出させます。それは彼女がわずか半エーカーの土地を覆っていた野生の背の高いライラックのジャングルに夕暮れ、道に迷った時に起こりました。彼女は恐ろしくなって助けを呼んだのです。家からわずか500ヤード足らずの所に居たにもかかわらずにです。この事例は宇宙的目的に正反対な個人的意見というジャングルで人は如何に簡単に道に迷ってしまうかを示す例として用いているにすぎません。

【解説】 よく「道しるべ」という表現がありますが、行き先を示すのが何事によらず多くの人達に役立つものです。先日もある市の地下街にある客先の会社に出向く用事がありました。地下鉄の駅から直ぐの所なのですが、初めての訪問であり、道筋がわかりません。 あたりは近代的な地下街で歩く多くの人々にとっては何ら迷うことのない地下街なのですが、私にとっては所々にある道しるべや案内板が頼りです。 約束の時間には十分間に合ったのですが、ついに帰りに道に迷う結果になりました。結局、初めての場所では自分が現在何処の位置に居るのか、常に考えながら歩むほか手段がないのですが、これも本項で言う迷いの中の一場面ということでしょう。私達は何かにつけて迷い易いのですが、それは全体の中で自分が何処の位置にあるか分からない所に原因があるように思われます。自らの意識を周囲に拡げてその把握範囲を拡げようとする姿勢が有効かと考えています。

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