ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落207 [2022-02-09]

207 One must not be overly cautious in avoiding mistakes. For then he would be doing nothing - this has no value. The important thing is to realize and correct mistakes as soon as possible. For when one misses something that was meant for him, either by word or association, it sometimes takes years or even centuries to find it. I have known people who were searching for something all of their present life time. Sometimes they know what they are looking for and sometimes they don't. But they do know when they find it for the uncertain nervous feeling vanishes and they eminate a warm pleasant feeling and seem to enjoy everything that they do. They are not concerned with the future and seem content and happy to live from day to day. But they have a hunger to learn all that they can, and seek association with those whom they feel have what they want. This is usually a good indication that they are filling a gap - a something lost somewhere in life.

207 人は過ちを避ける為に過度に用心深くなってはなりません。何故なら、そうすることで彼は何もしなくなるからですし、これでは価値がありません。重要なことはできる限り速く過ちを自覚し修正することです。何故なら、人はその者にとって意味のある何かを失った場合、それが言葉によってか、あるいは人間関係によってかを問わず、それを見つけ出すには何年も、場合によっては何世紀もかかるからです。私はある人々が彼等の生涯の全てにおいて何かを探し続けているのを知っています。ある時は彼等は自分達が何を探しているかを知っていますが、わからないでいる場合もあります。しかし、彼等はそれを見つけるや否やそれがわかります。不安定で神経質な感じが消え失せ、暖かな楽しい感じが発せられますし、彼等が為すことすべてを楽しんでいるように見えるからです。彼等は未来には関心がなく、日々生きていることに幸せを感じています。しかし、彼等は学べるもの全てに渇望しており、彼等が求めるものを持っていると感じる者との繋がりを求めています。これは通常、彼等が人生の何処かで無くした何らかのすき間を埋めている良い兆候なのです。

【解説】 課題に対して”逃げ”は最もいやしむべきことでしょう。まして、自分自身についての課題を回避してしまうことは、この先、再び同じ状況に巡り合うかは不明ですし、問題の解決にはその先の生まれ変わりの人生も含めて何世紀もかかると著者は警告しているのです。 もちろん、過ちを犯すこと自体はマイナスなのですが、それを恐れては何も行動できなくなり、停滞することになる訳です。それも宇宙空間ならまだしも、活発な地上生活においては、時代について行けない世捨て人になりかねません。私達はこのような停滞した人生を送るべきではなく、常に活発な生命体であることが生きる者の使命であるのです。 その場合、巡り合った課題解決に対して、私達は自ずと親近感を抱き、嬉々としてかつての課題解決に向けて充実した人生の一時を送ることになると著者は分析しています。かつての人生でやり残した事柄を補填している姿を観ていたと言えるのです。

第05課 段落206 [2022-02-08] <<  |  >> 第05課 段落208 [2022-02-10]