ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落188 [2022-01-13]

188 Man's troubles begin in the fourth dimension. For he as a sense mind operates in the three dimensions, an effect of the cause. So he gives much time to the world of effects and understands it fairly well. But he has trouble associating the invisible world around him with the world in which he lives. And when he uses his mind instead of his consciousness to try and understand the fourth dimension, he becomes confused. And the great difference which exists in the invisible fourth dimension which is cause, makes it still harder for him to understand, as he has been taught in the three dimensions for centuries. Even the ancients did not understand the fourth dimension, for had they done so they would not have divided heaven and earth. Or cause and effect.

188 人間の諸問題は4次元で起ります。何故なら、感覚の心としての人は原因の一結果である三次元で働いているからです。その為、人は結果の世界に多くの時間を費やしており、その世界をかなり良く理解しています。しかし、人は自分が住む世界と自分の回りの目に見えない世界に関しては悩みを持っているのです。そして人が4次元を理解しようとする時、自らの意識を使う代わりに心を使う為、混乱するようになるのです。そして因である目に見えない4次元に存在する大きな違いは更に理解を難しくしています。何世紀もの間、人は3次元世界の中で教えられて来たからです。古代人達も4次元を理解していませんでした。もし理解していたら、彼等は天と地、あるいは原因と結果に分割しなかったであろうからです。

【解説】 本項では著者は私達が目に見えない世界を学ぶに当たっての注意点を与えています。即ち、私達が進化の道を歩む上でも新たな戸惑いが生じるとしているのです。もちろん、結果の世界にどっぷり浸かっている者はそもそも結果の世界に束縛されることが当たり前な訳で、その中に埋没することに何らの疑問も感じられないでしょう。 しかし、少しでも意識の世界への憧れを抱き、また自らも精進を続け、その目に見えない世界を志向する者は時に結果の世界に追従する自らの心との間に混乱が生じるというのです。 この一時的な葛藤はしかし、両者の理解が進む中でやがては氷解し、原因と結果の世界の両者を同時に理解する中で克服されると著者は示唆しています。つまり因なる世界の天国と結果の世界である地上とを融合した理解力によってのみ、次のステップに移行できるということでしょう。

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