ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落141 [2021-10-29]


141 In the gaseous state the highest activity exists. And the gases continuously combine and separate to bring forth the different combinations within the kingdom. Some combine and slow up their action and continue to do so until they become a form. In the first part of the slowing stage they become liquids which we classify as chemical elements. Thus in the liquid stage one chemical element mixes with another and creates phases that are different than they were originally.
141 気体の状態の中に最高レベルの活動が存在します。そして気体達はその王国の中で常に結合し分裂して異なる結合をもたらします。あるものは結合しそれらの行動を緩め、それを続けることによって遂には一つの形あるものになります。緩やかになる最初の部分では、私達が化学の要素で分類するところの液体になります。このように液体の段階で化学要素は互いに混じり合う結果、それらが元にあったのとは異なる諸側面をつくり出します。




【解説】
昔、学生の頃、気体分子運動論というものを学んだ覚えがあります。風船の中の気体が示す”圧力”は各分子が運動の結果として風船の壁にぶつかる際の衝撃を示しているということであったかと思います。
即ち、私達は気体が高速で動いていることの証として気体の圧力を感じているのです。一方で、本文では更に進んで万物がこの世に生まれ出る際の最初の段階は気体であるとしています。創世記にあるように、世の中の始原の時、全ては気体であり、そこから次第に運動量が減少するにつれて液体、個体と形態が変化して行ったという訳です。この間、様々な要素が互いに結合し合って、より大きな分子へ移行したと説いています。
こうした宇宙空間における気体の活動が創造の世界を生み出しているという訳ですが、宇宙を理解する為に私達は目の前の何も見えない空気の中にそれらの活動の一端を知覚する必要があるのです。


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