ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落130 [2021-10-14]


130 Luther Burbank expressed himself well when he said that nature gave him the knowledge of how to improve upon vegetation. He stated that he was working with the Creator, and through His creation he saw Him face to face. Man will never be free from the drudgery he now is enduring, and the confusion in which he finds himself, until he returns unto the true teacher, the conscious director of all creation. We live in and are a part of its manifestation.
130 ルーサー・バーバンクは、自然が自分に植物に対する改良の仕方の知識を与えてくれたと言ってその実態を良く表現しました。彼は創造主と共に働いていることや、創造主の創造を通じて彼は創造主を間近に見ているとも述べていました。人間は真実の教師、すべての創造物の意識の指揮者の元に帰らない内は、現在耐え忍んでいる骨折り仕事や自分自身の混乱から決して自由になることは無いでしょう。私達は創造の現れの中に生き、その一部であるからです。




【解説】
昔、若い頃、機会があって米国に渡った時、カリフォルニアのサンタローザのルーサー・バーバンク記念公園を訪れたことがあります。ルーサー・バーバンクはご存知のようにエジソンと同世代の植物育種家で、日本でもアイダホポテトやシャクタデイジー等の品種を造り上げた人物として知られています。
数多くの伝記が残されていますが、その中には何千何万という株の試験栽培農地を歩く中で、バーバンクは迷うことなく適切な株を取り上げ、選別を行った等、エピソードが残っています。他者から見ると何故そのように多くの株から優れたものが分かるのは、不思議に思われていたとのことです。しかし、それも本項に示されているように、宇宙的な印象に従った創造主に共鳴した行動であるとも言えることでしょう。
当時、サンタローザ市役所の方の案内でバーバンクが使用していたノートを見せてもらったことを思い出します。結局は後継者は居らず、その手法はバーバンク一代限りの育種に終わった訳ですが、これも今日思い返すと、宇宙的な印象に従うことが容易ではないことの反映でもあるように思われます。


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