ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落124 [2021-10-06]


124 The most unfortunate part of man's learning is that his ego is impatient and tries to exalt itself above his teacher or Creator. And it is here that he makes his biggest mistakes, for he applies his will instead of Thy Will, and thus complicates things instead of simplifying them. He follows his mind which should be a pupil, instead of the consciousness which is the teacher and the life of every form. And yet his only salvation is to return back to Nature's guidance. For he can never become independent of it no matter how much he learns or how old he becomes. It will have to be nature by which he evaluates his knowledge.
124 人間の学習における最大の不幸は、人間のエゴが短気で自らを自分の教師である創造主の上に増長させようとすることにあります。そして人間がその最大の過ちを犯すのがここなのです。何故なら人間は「汝の意志」の代わりに自分の意志を用い、そうして物事を単純化する代わりに複雑化しようとするからです。人間は形有るあらゆるものの教師であり、生命である意識の代わりに、生徒であるべき自分の心に従っています。そして人間の唯一の救いは自然の導きに立ち返ることです。何故なら人間は如何に多くを学び、如何に年老いても自然から独立することは決して出来ません。人間が自分の知識を評価するのは自然によらざるを得ないのです。




【解説】
最近よく”切れる”という表現を耳にします。つまりは相手が自分の意図を良く理解していない等の理由で、いらつく状態が極端になった状態です。こう言う私もそのような状態に陥ることもあるのですが、よくよく考えると相手の状況について十分に理解出来ていないことや、本項で言うように正しい自分の意見が何故に理解できないのかという短気がその原因であることが分かります。
しかし、いずれにせよ、そのような状況は互いの進歩の妨げになる訳で、常に私達は謙虚であらねばならず、各々自我よりもはるかに上を行く宇宙的英知の声、意識に進路の選択を委ね、導きの手を信頼すべきです。そして結果がどうであったかは人間社会の評価ではなく、宇宙的観点からの評価であるべきなのです。


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