ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落099 [2021-08-30]


099 Man's mind could be compared to a detector tube in the T.V. set which cannot function until the power is turned on. And consciousness is the power and intelligence that motivates the mind through the process of the breath of life. And without this breath which we call air, nothing could live. Not even a grain of sand, for everything depends upon it. As it manifests through the various forms it brings forth a complete melody, expressing life in its fullness.
099 人間の心は電力が投入されない限り、機能できないテレビの検波管に例えられることが出来るでしょう。そして意識は生命の呼吸という過程を通じてその心を活性化する力であり知性です。そして私達が空気と呼ぶこの呼吸が無ければ、何物も生きることは出来ません。一粒の砂でさえもです。何故ならあらゆるものがそれに依存しているからです。そしてそれが様々な形あるものを通じて姿を現している為、それは生命を豊かに表現する一つの完璧なメロディをもたらしています。




【解説】
本項は私達の心にとって、呼吸が如何に大切なものかを改めて説いています。テレビに電気が通ってはじめて動作するように、私達の心も呼吸が確保されてはじめて機能するという訳です。
いわば生命の呼吸とも呼ばれるものですが、その源である空気が無くては万物は存在できないと本項は説いています。これまで私達地球では、各天体には必ずしも大気がある訳ではないとされていましたが、本項からはそれらの言説は正しくなく、あらゆる存在は大気を必要としていることが分かりますし、宇宙空間には十分な大気が存在することを暗に示唆しているものと思われます。
古来からヨガや座禅等において呼吸を重要視していますが、それもこうした宇宙生命活動における呼吸の重要性を反映したものと言えるでしょう。


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