ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落080 [2021-08-02]


080 The mind acts as it does mostly through fear caused by a lack of knowledge and faith. For if it changes, it knows not what the next moment might be like. Fear is the master of the mind and governs nearly every human being on earth, in one form or another. Very few people realize that fear is a dominant factor for we have been children of its household for centuries and now feel that it is a natural way of life. We do not even know that we fear, yet fear is nothing but a lack of understanding of the laws that govern life. And these laws cannot be learned by studying effects, especially of human experiences. For most of these are the result of fear dictation.
080 心というものはそのほとんどが、知識や信頼の不足が原因で生じる恐怖を通じて行動しています。何故なら、もし変化があった場合、心は次の瞬間にどうなるのか知らないからです。恐怖は心の主人であり、地球上のほとんどの人間をどのような形態にしろ支配しています。私達は何世紀の間、そのような(恐怖に支配された)家庭にいる子供であった為、私達の中で恐怖が支配的な要素であるということを知っている人々は極くわずかであり、今やそれが自然の生き方だと思うようになっています。私達は私達自身が恐怖していることすら知らないのですが、恐怖は生命を支配する諸法則の理解が欠けていることでしかありません。そしてこれらの諸法則は結果、とりわけ人間の体験を学ぶことによってでは学習することができません。何故なら、これらのほとんどが恐怖による指図の結果だからです。




【解説】
本項を読んで、イエスが”空の鳥は種も蒔かず、刈り入れもしないが、天の父は鳥を養って下さる”という言葉を思い起こされます。実際、野の鳥達は毎日を実に楽しく暮らしており、まさに生命の素晴らしさを享受していると言えるでしょう。
もちろん、明日の食べ物が事欠くかも知れず、天候が厳しい日々を迎えるかも知れませんが、彼らは実に毎日を楽しく暮らしているように見えるのです。
この背景には彼ら野生生物には創造主への確固たる信頼があるように思いますし、警戒心は必要不可欠であるものの恐怖心は一切無いことがあるように思います。即ち自分が何時事故に遭い、あるいは外敵の餌食になるかも知れない中でも常に今を大切にし、流れ来る宇宙的な印象に全てを委ねていることがあるように思えるのです。


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