ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落079 [2021-07-30]


079 The mother has been used as an example, but people daily ignore impressions that are given to the mind by the consciousness and cause many imperfect acts that could have been avoided. All because the mind has been exalted through the ages and has given no thought to its parent - the consciousness. It supports itself by past acts and repeats history instead of going forward. There is some improvement historically, but actions are still founded on the past, like the destruction of men in war, instead of evolving above the past. The mind has an opportunity to bring newness each day by following the guidance of consciousness.
079 母親の件は一つの例として用いられましたが、人々は日常的に意識から与えられた印象を無視しており、避けることができた多くの不完全な行為を起しています。全ては心が長い時代を通じて誉められ、その両親である意識には何らの配慮も与えて来なかったことに原因があります。心は過去の行動によって自身の拠り所とし、前進する代わりに歴史を繰り返しています。いくつかの進歩も歴史的にはありますが、戦争における人間の破壊のように過去を超えて進化することの代わりに、行為は依然として過去に基礎を置いています。しかし、心は意識の指導に従うことによって、日々新鮮さをもたらす可能性を有しています。




【解説】
母親が体内の子供の成長に欠かせない成分を自分自身の好みのように求める衝動は、母親が意識の指導に従っていることに他なりません。
同様に普段でも私達は絶えず自らの身の処し方について宇宙の根源から指導を受けているのですが、私達自身は自らを増長させて来た結果、それら静かな声に耳を傾けていないという訳です。
その結果、振り返って見れば、私達は自身のプライドは増長させ、他者を押しのけて登って来たものの、その得たものはみじめな状況となっています。このようにして歴史は繰り返され、本来の進化の途を歩むことは実に難しいとされて来た訳ですが、もし私達が日常的に注がれている宇宙的な印象に気付きさえすれば、いつでも新しい道を切り拓くことが出来ると説いているのです。


第02課 段落078 [2021-07-29] <<  |  >> 第02課 段落080 [2021-08-02]