ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落051 [2021-06-18]


051 In time it must retract these opinions if it is to have a pleasant existence. All of the troubles in the world have been so created. And when they become too great, people decide to place them in The Hands of God, which is the All Inclusive Consciousness that created all things with a purpose. Each person will hope that this Great Intelligence will correct the situation. But when the correction is shown in many cases, it is not accepted for it is not understood by the mind which made the mistake in the first place.
051 もし快適な存在を得るのであれば、いずれはこれらの意見を引っ込めなければなりません。世の中のトラブルの全てはそのようにして造り上げられて来ました。そして、それらトラブルが大きくなりすぎると、人々はそれらを万物をひとつの目的で創造した全てを包括する神の御手に委ねることを決意します。各個人はこの偉大な知性が状況を修正してくれることを望むのです。しかし、多くの場合、修正法が示されても、その修正案は受け入れられません。最初に過ちを犯した心によって理解されないからです。




【解説】
私達地球人の間の人間関係を見る時、本項で指摘されている事柄がある意味、良く反映されているのではないでしょうか。即ち見掛け上、対人関係はある程度の親密感はあった方が好都合のことが多い為、各人が真に思っている感情を直ちに顔に表すことはなく、表面上は当たり障りの無い話題で済ませ、本心を表すことを控える訳です。しかしこれらは表面的であり、互いを信用している訳ではないという不幸な状況です。
組織対組織、国対国のような関係においては、なおのこと見掛けは友好的ですが、中身は互いを疑っているところがあります。
本項はこうした問題が大きくなった時、私達には解決するすべはないことを示唆しています。互いに信じられない状況の下では、解決に向かう道程が理解できないからです。その点について私自身は先ず、自身の内側の気持ちとそれに至った経緯等を伝えて相手に理解してもらうことから、解決への途が始まる気がします。互いに自身の欠点や問題点を明らかにすることから和解・融和が始まるように思うのです。


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