ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落030 [2021-05-20]


030 In observing the effect of forms we do not see the liquids or life blood, which we call sap in the tree, which flows through it making it a living thing. Nor do we see the roots in the depths of the earth and the work that they do in drawing energy from the earth unto themselves. Nor do we hear the molecules that make the form speak to each other in guiding it to the fulfillment of its purpose. This could be called the cause behind the effect.
030 その形ある結果物を観察する時において、私達は木の中の樹液と呼ぶ液体、生命を支える血液を見ていません。しかし、それは木の中を流れてそれを生き物と成しているのです。私達はまた、地中深くある根を見ることもありませんし、根が木々に土壌からエネルギーを引き出す為に果す仕事を見ていません。また、私達はその形有るものを構成する分子が互いにその形あるものの目的を果すために導く中で、互いに話しをする声を聞くこともありません。これは結果の背後にある因と呼べるものでしょう。





【解説】
私達の身の回りにある植物を例に本項では何が目に見えない大切な要素であるかを、私達に具体的に示しています。
通常、私達は若葉や花々等、外観で捉えられる形や色で植物を観察し、その美しさをめでていますが、実際にその植物の生命(いのち)を支えているのは植物の内側を流れる液体や地中深く伸びた根の活動により水分や養分が植物に取り込まれること、更には葉の中で行われている光と炭酸ガスとの反応が組み合わさって一つの植物の個体が生きているという訳です。
本項ではまた、究極の活動として各細胞を支える分子・原子もそれらの活動を奨励するようなパルスを出していると説いており、更に奥深い生命活動の仕組みがあることを示唆しています。
これら目に見えない諸活動に如何に気付き、その流れに従った生き方が出来るかが、最も重要なテーマとなるのです。


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