ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落019 [2021-04-30]


019 Even Jesus had to go through many unpleasant experiences and made a mistake when he drove the money changers from the Temple. For he taught, judge not. But when he realized his mistake he knelt in front of the Temple and asked his Father for forgiveness.
019 イエスでさえ多くの不快な体験を経なければなりませんでしたし、あの寺院から両替商を追い出した時は過ちを犯しました。何故なら、彼は裁くなと教えていたからです。しかし、過ちに気付いた時、彼はその寺院の正面にひざまずいて彼の父に許しを請うたのでした。





【解説】
聖書について詳しく調べた訳ではありませんが、イエスが両替商を神殿から追い払った後、本文に記されているようにイエスが神殿の前に跪いて「父」に自らの過ちの許しを請うたという記述については、聖書にはない本項独自のものであるように思います。
実は著者アダムスキー氏はかつてイエスの弟子の一人であったと関係者の間で伝えられていますが、氏の当時の記憶が図らずも本項で披露されているのです。
それにつけても、当時のエルサレムの神殿が両替商をはじめ商売の場と化していたことへのイエスの怒りがあった訳ですが、純粋に祈りの生活を教えて来たイエスにとっては許しがたい光景であったことは間違えありません。しかし、それでも自らの行動は誤っていたと分かった時、イエスは弟子を前にして「父」に詫びたという秘話を私達に示すことによって、著者アダムスキー氏は私達は過ちを犯すものであるが、過ちと分かったなら直ちに改めるよう説いているのです。



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