ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第20章 段落227 [2021-03-18]


227 We are in the Space Age and many of man's egotistical opinions will have to go to make room for our place as a member of the interplanetary family. Theories will be replaced with facts, and our perception will be broadened to encompass, to even so small a degree, the possibilities and purpose of life.
227 私達は宇宙時代の最中に居ますので、人間の自己中心的な意見は惑星間家族の一員としての私達の居場所を作り出す為にどけなければならないでしょう。諸理論は事実と置き換えられて私達の知覚は、ほんのわずかであったとしても、生命の諸々の可能性や目的を成し遂げるべく拡がることでしょう。




【解説】
本項から、本書が記された1961年当時、既に著者アダムスキー氏は私達が宇宙時代に突入しつつあることや、今後は地球人として惑星社会の一員としての自覚と生命に関するより深い洞察力を育むべきことを説いています。
その後60年余が経過した中、私達はようやく宇宙時代の扉を開きつつあるようです。放送や通信の面でもはや人工衛星は欠かせませんし、気象観測も大気圏外に打ち上げた衛星を活用する時代になりました。月や火星への探査も始まっています。
一方、温室効果ガスによる地球全体の気象変化や飽和状態にある核兵器、原子力発電所事故等、地球規模の課題も未解決のままとなっています。
もちろん、これらの問題は私達地球人の手によって解決を図るべきですが、それと同時に、私達各自の中で私達自身の今後の可能性を拡げること、生命への理解を深めることこそが、より以上に大切だと本項で著者は捉えているように思います。


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