ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落221 [2021-03-10]


221 "Man has not experienced the full potential of his being, for he too is forgetful of his cause parent. As a result he wanders in a maze of effects, ever searching for that which has lasting value.
221 「人間は自分の存在の最大限の潜在能力を経験したことはありません。何故なら、彼もまた自分の因の両親を忘れたからです。結果として彼は結果の迷宮の中をさまよい、価値が長続きするものを求めていつも探しているのです。」




【解説】
実はリンゴの実自身も親の木から離れた後は、自分自身の持つ潜在能力を忘れて結果の世界にさ迷うことを、この寓話は示しているという訳です。
実際の自然界のリンゴはそのようなことは無い一方で、私達人間は、生まれ出たその日から、自分の中にある知恵と能力に気付かないまま、外界の世界に答えを求めて来ているのです。本文で言う長続きする価値とは、貴金属や宝石、不動産、貨幣その他であるとして、皆、その安泰を目指して生きているのではないでしょうか。
しかし、仏陀が言うように、こうしたものには不変の価値などというものは無く、移り行く存在でしかありません。唯一、宇宙に存在する真理の中にその価値を置くべきということでしょう。私達の細胞一つ一つにその真理を認め、共に生きることこそが大事と言えるでしょう。


第19章 段落220 [2021-03-09] <<  |  >> 第19章 段落222 [2021-03-11]