ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落204 [2021-02-12]


204 In the bible of every race there is an account of creation and the suggestion of an Eden where man dwelt in the perfect state of being, but there is little more than the suggestion and it has been accepted by humankind as a beautiful bit of mythology that has an indifferent effect upon the progress of man in his present state of being. In the annals of consciousness, however, is revealed the truth concerning a race of God-men and their Edenic homeland.
204 あらゆる種族の聖典の中には、創造の記述と人間が完全な状況の中で暮らしていたエデンの園と呼ぶべきものの示唆が書かれていますが、それは示唆以上のものではなく、これまでは人間の今日の状態への進歩にとってどうでも良い程度の神話の美しい小片でしかないとされて来ました。しかしながら、意識の年代記の中では、神人族とそれらのエデンの母国に関する真実が明かされています。




【解説】
本項で言う「神人」が太古の昔ユートピアに暮らしていた頃の人間を指すとすれば、以降の人間はむしらお自然活動や想念・印象に対する感受性の面からは大幅に退化しているとも言えるでしょう。あまりに物質への執着、金銭システムによる支配を受ける中で、そうなってしまったとも言うべきかも知れません。
太古における各々の民族の記憶は、神話や伝説としてその断片が伝わっていますが、日本でも古事記等に伝えられた物語の中で、当時の神人達が自然の恵みを受けて、実におおらかに暮らしていたことを知ることが出来ます。
もちろん、神人の時代に私達が復帰すべきとするのではありません。それらの時代においては人々はもっと目に見えない想念・印象の作用を自覚し、その効果を知り、自らを戒めていたことに現代の私達はもっと学ぶべきなのです。


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