ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落202 [2021-02-09]


202 This went on for several hundred years until at last the forces of nature demanded payment for their unbalanced conditions - the payment of suffering. They were given warnings of their future destruction if they continued in their unbalanced state but they heeded them not, so the elements turned against them. The earth became unsteady beneath their feet; tidal waves swept their shores and eventually a steady trembling took hold of the entire Lemurian country. For approximately seven months the earthquakes continued and gradually the land began to sink. The waters rushed in and covered the one-time Heavenly kingdom and another civilization was lost.
202 この状態は数百年進行し、遂に自然の諸々の力は彼らの不均衡な状態に対する代償、苦痛の償いを要求しました。彼らはもしそのような不均衡な状態を続けていたら将来は破滅するとの警告を受けていましたが、彼らはそれを心に留めることはありませんでした。その為、諸元素が彼らに反抗したのです。地面は彼らの足元で不安定となり、大波が彼らの海岸を一掃し、遂には間断の無い揺れが全レムリア国を支配しました。約7ヶ月その地震は続き、次第に大地は沈み始めました。水がなだれ込み、一時期天国のようであった王国と文明の一つが失われたのです。





【解説】
本項から分かるのは、自然界の忍耐も数百年が限度であるということでしょう。私達人間は過ちを犯すものですが、その修正の為の時間も有限であることは良く自覚すべきでありましょう。
やがてレムリア大陸は沈下を起こし、7ヶ月もの地殻の動きを経て太平洋の海深く沈んで行ったという訳です。これについてはかつて「日本沈没」という映画もあり、現代の私達にとっても将来大きな地殻変動を見据えることも必要となっているようです。
先にも述べましたように、山の頂にかつての海底の地層が存在することを考えれば、地球はこれまでも大きな変動を繰り返しており、その過程の中には太古の文明の滅亡の事例も多かったものと思われます。私達人間の放つ想念・印象に応じた大地の動きがあると解釈すべきかも知れません。それ故、神道では大地の神に安寧をひたすら祈ることを欠かさないのではないでしょうか。


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