ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落196 [2021-02-01]


196 Lemuria was a vast continent which included most of the islands of the Pacific - Hawaii, the Easter Islands, New Zealand, the Philippines and other smaller island groups. These islands were at one time the highest mountain peaks of the now submerged land. Lemuria was at one time a civilized part of the world; her people were highly cultured and possessed advanced knowledge of cause and effects. They lived not for self but for the All, recognizing each form as the expresser of Cosmic Intelligence. Each individual knew himself as a servant of the universal force. They went about their duties in a peaceful manner without thought of one man being greater than another, or of one piece of work being more important than the rest. No jealousy or greed existed among them - Lemurian land was the home of one happy family where discord was unknown and equality reigned.
196 レムリアは太平洋の島々のほとんど、ハワイ、イースター島、ニュージーランド、フィリピンその他を含む広大な大陸でした。現在のこれらの島々はかつては海に沈んでいる大陸の高い山の頂でありました。レムリアは一時期、世界の中で文明が栄えた地域でした。その人々は高度な教養を持ち、因と結果について進歩した知識を持っていました。彼らは自分の為に生きるのではなく、各々の形あるものが宇宙的知性の表現者であると認識し、全てのものの為に生きていました。各個人は自分自身が宇宙普遍の力に対する下僕であることを知っていました。彼らは自分達の仕事をするに、一人の人間が他の者より優れているとか、一つの仕事が他よりもより重要だとかの考えを持ちませんでした。彼らの間には嫉妬や貪欲は存在しませんでした。レムリア大陸は不協和音を知らず、平等が行き渡る一つの幸せな家族の家であったのです。





【解説】
著者は本項で極めて具体的にレムリア大陸の存在位置について述べています。即ち、ハワイからイースター島、ニュージーランド、フィリピンを含むという訳ですから、実に太平洋の半分ほどを占める巨大な大陸であったことになります。そして当時の高山の頂が現在のそれら島国として残っているというのです。
かつて伝えられたユートピアがその大地にあったということでしょう。その痕跡は今や求めるべくもありませんが、わずかに生き残った子孫たちに伝わる伝説の中に、遠い祖先の記憶が残っているのかも知れません。
こうした古代文明がかつて地球に存在したことは確かなのですが、問題は如何なる経過を経て、滅んでしまったのかにあるでしょう。現代文明の私達も今、様々な問題を抱えており、今後の行く末を危ぶむ声を多いからです。かつて文明の崩壊を深く学ぶことこそが、今の私達に必要だと言わなければなりません。


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