ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落157 [2020-11-27]


157 In the beginning, man dwelt in the state of contentment and relaxation for he knew no "thine and mine" - he was guided totally by the Father and his every conscious thought was executed freely and perfectly in its pure state of perception. It was only when man set up resistance to free-action that he became tense; the results of which are pain, disease and death.
157 原初において、人は満足とリラクセイションの中で暮らしていました。何故なら、「貴方のものと私のもの」という概念を知らなかったからです。人は父によって全てを導かれ、人が意識するあらゆる想念は、その純粋な感受の下、自由かつ完全に実行されていました。人が緊張状態になったのは、唯一人が自由な行動に対して抵抗を打ち立てた時なのでした。そしてその結末は苦痛、病そして死なのです。





【解説】
創世記のエデンの園の記載にあるように、そもそも私達人間が原初において創造された時、私達は何一つ不足ない楽園に暮らしていました。自分と他人との区別なく、皆一体とした生命観の下、文字通り天国の国で暮らしていたのです。
しかし、その後は今日に至るまで私達は緊張と争いの中に生きるようになってしまいました。知識や知能という分野では進歩したかも知れませんが、今日の世界を見て分かるように、私達はおよそリラクセイションとはかけ離れた生活を送っていることに間違いはありません。
その原因が何処にあるのか、何故私達は原初の穏やかな生活を失ってしまったのか、一人一人がよく考える必要があります。所有欲の行く末がどのような状況をもたらすのかを考えることを著者は本項で求めているのです。


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