ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落146 [2020-11-11]


146 It is true that many effects similar to the desired actions can be produced through self-hypnosis but when the person has returned to his normal state of mind he is unaware of the process by which he gained the experience. It therefore does not benefit him for he is never able to contact that particular experience again, and he has weakened his will. The Will is the controlling element of man's being - the element that makes the individualized consciousness a man or a beast, god or devil.
146 望んでいた行動と類似した多くの結果が、自己催眠を通じて作り出され得ることは確かですが、自分の心の正常な状態に戻れば、その者は自分がその体験を得たプロセスに気付くことはありません。それ故、その者にとって恩恵をもたらすものではないのです。何故なら、その者がその特別な体験と再び接触することは出来ず、その者は自分の意志を弱めてしまったからです。意志とは人の存在を支配する要素であり、個々の意識を人にするか野獣にするか、神にするか悪魔にするかを決める要素なのです。




【解説】
本項も自己催眠への警告を説いています。
おそらく当時、多くの場所でこくした野外集会が開かれ、人々が自称霊能者と称する者に自身を委ねて、一時的な恍惚状態を作り上げていたものと思われます。時代の変化の際に偽物が自分には霊能力があるとして、人々の悩みや不安を一時的にマヒさせていたものと思われます。
このことは日本も含め各地に起こっており、特に戦後は「巷の神々」のごとく多くの新興宗教が生まれ、人々を救済するとして来ました。しかし、その実態の多くは集金システムに他ならない例も多かったのではないでしょうか。
同様な事例はUFO・アダムスキー氏に関連しても言えることで、アダムスキー氏の死後、これまでも自称コンタクティーや自称超能力者の話が出ては消えて行ったことも確かです。
多惑星文明へのあこがれは、それ程、私達各人が抱いているものであり、それを狙う者も多く出現してしまう地球の現状があるのです。私達はハトのように穏やかであると同時にヘビのように賢明でならねばならないのはそれ故です。


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