ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落144 [2020-11-09]


144 Did you ever attend a camp-meeting where the participants threw themselves into such a high emotional state that they were finally hypnotized into performing things they could never have done when in a normal state of consciousness? After coming out of this emotional spell they were asked if they knew what they had done and the answer would be a negative one. All that they were conscious of was the fact that the Holy Spirit had them under control. This proves that they were under an imposed influence which deprived them of their power of reasoning and will.
144 貴方はこれまで、参加者達が、このような激しい感情状態に陥った結果、最終的には催眠状態にかかり、正常な意識状態では出来ないような事柄を成し遂げるような野外集会に参加したことはありますか。この感情の魔法から抜け出した後、彼らは自分達が何を成したかを訊かれますと、否と回答するでしょう。彼らが意識していたことの全ては、聖なる魂が自分達を統率していたという事実だけです。このことは彼らが自分達から推論と意志の力を奪った、ある押し付けられた影響力の下にあったことを示しています。




【解説】
1960年代後半、米国ではヒッピーと称される若者達が反戦運動も含めて野外集会を通じた活動を行っていました。おそらく同種の集会が様々な主張の下、全米各地で起こっていたのかも知れません。
同様な事例が日本にもあったのかも知れませんが、多くは”火渡り”その他の行者が行う奇跡として残っているものと思われます。
とかく私達は通常では行い得ない過酷な行為を、痛みを感じることなく実行して見せる者を超人として称賛しますが、その実態について良く理解しなくてはならないということでしょう。単なる既存感覚の一時的鈍化であるかも知れないからです。
私達は元来、どのような目的で、これら向上の道を歩もうとして来たのか、再度考え、一時のショーのような奇跡には近づくべきではないのです。もっと広い宇宙の理解の下に息づいた自然の生活こそ目指すべきでしょう。


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