ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落134 [2020-10-23]


134 The emotional force which rises in the mind when one's will is crossed by another's is very destructive for it draws the actor into a whirlpool of unbalanced action, and he is blinded to reality.
134 ある者の意志が他の者の意志と行き違いになった時、心に起こる感情の力はとても破壊的です。何故なら、それは役者をアンバランスな行動の渦の中に引き込み、その者は現実が見えなくなってしまうからです。




【解説】
先にも述べたことですが、当初は同じ目的で始めたものでも、やがて意見の違いが出るものです。その際に多くが陥るのが、本文に記されているような内容です。これは哲学・宗教の分野でも同様です。その結果は多くの宗派、教団が乱立し互いに違いを争う有り様になる訳で、その原因は本文に記されているような当事者の破壊的な感情に起因します。
それ故に古くから寛容が重要だと説かれている訳ですが、何よりも私達はこうした場面に生じる破壊的な想念こそ、抑え込み、解消させなければなりません。怒りは敵と言われる通りです。実際には相手が何故そのような想念を起こすのかを理解できず、自分の意見を押し通そうとすることに原因があります。また、その結果を修復するには長い時間が掛かることがこの地球では繰り返えされて来たのです。
私達は常に自他ともに公平、平等であり、積極的に相手の提案を理解しようとする素直さが必要という訳です。


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