ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落129 [2020-10-16]


129 In Matthew 5 :34-35 is the admonition against division plainly given: "But I say unto you, Swear not at all; neither by heaven; for it is God's throne; nor by the earth; for it is His footstool; neither by Jerusalem; for it is the city of the great King."
129 マタイ5:34-35には、この分割に対する訓戒が平易に授けられています。「しかし、私は貴方に言う、天にかけて誓ってはならない、それは神の王座であるからだ。また地にかけて誓ってはならない、それは神の足台であるからだ。またエルサレムにかけて誓ってはならない、それはその偉大な王の街であるからだ。」




【解説】
そもそも「〇〇にかけて誓う」とはどのような意味なのかを考える必要があります。最も単純に考えれば、「自分が持っている〇〇をかけて誓う」と言うこおt、即ち「〇〇は私のものである」ことを前提として、この者は相手に誓っているという解釈もできるのです。
しかし、本項ではかつてこう述べる者に対し、そもそも”天国”や”王座”、”エルサレム”等々について、その者の所有物ではないとイエスが述べたことを記しています。即ち、これらは私達の所有物ではなく、私達には権利が無いとしているのです。
このことは宇宙における私達の位置付けにも関わっていることになります。私達はこうした環境の中の旅人であり、何らのものをも本来、所有している訳ではないということかと思われます。各々の生涯を通じて、学びながら宇宙を旅する者というイメージです。



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