ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落127 [2020-10-14]


127 We find that students who have studied under one teacher or another are very confused and living in a state of dissatisfaction concerning the world they must call home. They are looking to the day when they will be privileged to become the inhabitant of another planet. They can see no beauty in this world, being conscious only of the pain and misery which exists.
127 私達はある一、二の教師の下に学んできた生徒達が大変混乱していて、自分達が我が家と呼ばなければならない世界に関して不満足な状況の中で暮らしていることに気付きます。彼らは自分達が他の惑星の住人になれる日を待ち望んでいます。彼らはこの世界に何らの美しさを見ることは出来ず、そこにある苦痛や悲惨さのみを意識しているのです。




【解説】
これまでのUFO・宇宙問題に関わる中で、多くの人達が現状の社会の問題を指摘し、それに代わる天上の理想社会に憧れる姿をよく目にしたものです。確かに地球は多くの未解決な問題そのままに科学技術のみが発達してしまったことにより、益々悪がはびこり、生きづらい惑星になっています。
しかし、それぞれの惑星の状態はそこに住む者達が生み出したものである以上、その住人が解決すべきものです。また同時にそのような悪事が蔓延する環境にあっても、天然自然の営みは他の惑星以上に豊かであり(映画「禁断の惑星」のように)、英知を表現しているともいえるのです。
私達はこうした現状に対してどのように対処すべきかを先ず考える必要があるでしょう。いたずらに他の天上世界を憧れるだけでは問題は解決できないからです。先ずは小さいところからの一歩、一瞬一瞬、印象を受け入れる際の心境をチェックし、毎日の自分の行動を有意なものにすることから始める他ないということでしょう。


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