ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第11章 段落124 [2020-10-09]


124 It is man's duty to be a happy child in his Father's house, and to do this he will have to be aware of the house. He must be aware that he is now in the heaven that he is seeking to enter and that within his form of self is the ever present all-inclusive intelligence.
124 自らの父の家の中で幸せな子供になることは人の義務であり、それを為すためには、人はその家の存在に気付かねばなりません。人は自分が現在、入りたいと求めてきた天国の中に居ること、また自身の形あるものの内側に全てを包含する永続する英知があることを気付かねばなりません。




【解説】
私達が目指すべきものの全ては、私達自身の内側に既にあるということです。
これまで私達は宇宙の何処かに天国がある、或は何処か遠くのところに理想郷があると信じて来ましたが、実際に天国は遠くにあるものではないのです。それは私達自身の中、自分の手足よりももっと近くに存在し、私達は既にその中に暮らしているのだと著者は説いています。
これに対して多くの人々は現状の各自の経済状況や身体や精神状況を例示して、何処に天国があるのだと訴えるのかも知れません。まさにイエスの時代から今日に至るまで人々が求めていたものについて、私達は未だ実感を持てないでいるのです。
しかし、仏教を含む多くの宗教は私達の現状の心の有りようについて、様々に指導して来ました。その指導の先にあるものは本項で言うように私達各人は本来、創造主から恵まれた環境を与えられ、その一家の一員として幸せに暮らせるよう、祝福されているということなのです。如何に祝福されているのかを知ることこそ、私達の第一歩と言えるでしょう。


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