ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落066 [2020-07-14]


066 Consciousness is the very substance of all forms, yet itself is formless. It is the ruler and keeper of all elements which compose it in the field of form-action, for through this intelligent force the elements which make the form become conscious. It builds form and disintegrates forms yet it knows neither life nor death. It is motionless, yet it is the all-active power by which the cosmos is maintained; placeless, yet it is everywhere for outside of it there is nothing; inert yet composed of unlimited power.
066 意識とは万物の本質そのものです。しかし、意識自身には形がありません。それは形あるものの活動の分野で組織するあらゆる元素の支配者であり、保護者なのです。何故なら、この知性ある力を通じて、形あるものを作り上げている元素が意識を持つようになるからです。意識は形あるものを作り上げ、また形あるものを分解しますが、それでも生も死も知ることはありません。意識はじっとしていますが、宇宙が維持される全ての活動的なパワーでもあるのです。定まった場所はなく、何処にでもあるのです。何故なら、意識の外側には何もなく、意識は自ら動くことはありませんが、無限のパワーから成り立っているからです。




【解説】
本項は「意識」の持つ驚くべき力について説明されています。古来からある種の”沈黙のちから”について多くが語られ、時によっては”聖霊”の力、等々の表現が為されて来ました。それらのいずれもが目に見えない霊力、気力という大いなる力の存在が強調されていたかと思います。
各宗教における様々な”行”も、氷上のフィギュアスケーターの華麗な演技も全てはこの「意識」との融合の中での人間の可能性を見せるものとなっているのです。
私達は日頃から、自らをこの意識との関連性において顧みるとともに、その行動の一つ一つをこの意識との融合の中に実行できるよう、心構えを整えておく必要があります。


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