045 Out of the Primal Essence has come forth, charged with the Power of the Word, the manifested utterance of Cause. The planets, worlds, the moon, the stars and suns, the leafing trees, the song bird and the rain, the beasts, the crawling reptiles and the dew, each in its own tongue expresses the Word. But man has given unto each a Name and it is there that his attention lies. Manifestation has become his God and he has placed the Name above the Word, which nameless is and silent and unseen yet causes all the named things to be.
045 原初の本質から大いなる言葉のパワーを授けられて、因の現れとなる声が生み出されました。惑星、天体、月、星々そして諸太陽、葉を繁らす木々、さえずる鳥や雨、獣達、地を這う爬虫類、草露、それらの各々は各自の表現方法でその大いなる言葉を表現しています。しかし、人は各々の名前を付け、それに自分の関心を置いています。創造物が彼の神になってしまい、人は名前が無く、無音で、見えず、しかも名付けられた全てのものをもたらした大いなる言葉よりも、名前を大切に考えてしまいました。
【解説】
森羅万象、創造物は皆、それぞれの表現方法で自らを通じて表現された創造の息吹を精一杯、体現しているのです。
それに引き換え、万物に名前を付けることを許された人間は、その名前に囚われて、それら生きもの達の表現を見て学ぶことを止めているのです。元来は地上に名前など無く、全てが区別なく一体化したものなのですが、私達人間の目には一つ一つが分かれた存在になっているという訳です。
そういう意味では、私達は互いに名前や民族、国籍等の区別を取りやめ、より広い世界の中で万物と融合した生活を目指すべきものであるのです。
第03章 段落044 [2020-06-12] <<
|
>> 第03章 段落046 [2020-06-16]