ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落034 [2020-05-29]


034 Out of Cosmic Cause are worlds and planets whirled into existence; out of such formless beauty has evolved form upon form until at last there came one form so perfect in its geometric pattern that it possessed the possibilities of understanding Cause. And so into this form was poured the Breath which speaks the rhythm of creation into being, and it was given power to perceive all existence; and it was also blessed with power to name that which before had been but nameless.
034 宇宙の因の中から、諸天体や諸惑星が渦を巻いて誕生しています。このような形の無い美しさの中から、次々に形が進化し、遂にあまりにその幾何学的パターンが完全である為、因を理解する可能性を持った一つの形あるものが出現しました。そしてこの形あるものの中に創造のリズムを語る大いなる息吹が注ぎ込まれました。そしてその形あるものは全ての存在を知覚する力を与えられたのです。そしてその形あるものはまた、それ以前には名前が無かったものに名付ける力を授かったのです。




【解説】
本項は創世記の人類誕生の様子に符号した内容となっています。即ち、宇宙始原の時、膨大な宇宙空間にあった塵が集中、集約し、それぞれ天体を創り出し、そこに究極の創造物として人間が形成されたという訳です。
これらの状況は今でも外宇宙の各地に渦状の星雲が見られることによって、その後も絶え間なく進行していることが分かります。こうした中、私達の地球においても恐竜の時代から次第に生きものの形が進化し、現在では人類が支配する惑星となったということでしょう。
私達が造像物に名前を与え、宇宙における体系の中に位置づけることは、本来、最高位の創造物であるが故の特権と言うべきであり、私達が自然をより良く理解する為に与えられたものとも言えるのです。この惑星の将来を委ねられた中で、如何にこの惑星を本来の美しい姿で維持して行くかが、私達に問われていることでもあるのです。


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