ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落035 [2020-06-01]


035 And this creation, highest of them all, was known as Man, born out of That which has no ending; given dominion, consciousness and love and power over all the lesser things. But he descended into depths of sleep, became unconscious of the vaster kingdoms, forgetful of the Glory that exists and dreamed, instead, into existence, the changing image of mortality.
035 そしてこの全てのものの最高位の創造は人として知られ、終わりなきものの中から誕生したものとして知られました。それは全てのより下位のもの達への統治、意識と愛そして支配力を授けられました。しかし、人は眠りの奥深く身を落とし、広大な王国を自覚せず、存在する栄光を忘れてしまい、代わって移ろい行く死すべきイメージを夢見て存在させてしまいました。





【解説】
重要なことは私達は未だ眠りから覚めておらず、自らに与えられている恵みに気付くことなく、移り行く死すべきものを真実であるかのように思い込んでいるということです。
以前、何処かの会合の中でアダムスキー氏は創造主がアダムにイブをめとらせる際、アダムを眠らせその肋骨からイブを創ったとされる創世記を引用し、男性は未だ眠ったままだと周囲の者を笑わせたことがあります。本文はそのように私達が惰眠の中にあり、真実の美しい環境に気付いていないことを説いています。
これは仏教でも同様で、仏教には「悟り」(覚醒)という表現があり、先ずは覚醒を学び取ることが求められますが、その覚醒後に私達が自覚すべきは本項で説かれているように、私達は皆、最高位の創造物として多くの権限と能力を授けられていることを十分に自覚し、永続する宇宙的生命の中に生き続けることであるとしているのです。


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