ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落008 [2020-04-23]

2. Introduction
The Truth about Truth008 Political factions are clamoring against each other for the right of opinion; philosophers and scientists are arguing about the truth of their various theories; all over the world conflicting thought centers are springing up, each professing itself the only dispenser of the absolute truth and man finds himself wondering just what is truth.2 まえがき真理についての真実008 政治の党派達は互いに意見の正しさを巡って大声を出して主張し合っています。哲学者達や科学者達は自分達の様々な理論の真実性について議論しています。世界中で互いに争っている思想の諸々の中心が急速に出現し、互いに自分だけが唯一絶対的な真理の提供者であると明言しており、人はただ、何が真実であるか知ろうと思い巡らせているのです。


【解説】 本書が執筆された当時、地球世界はいわゆるイデオロギーで分断され、互いに敵対していたことを覚えておられる方も多いことでしょう。その後はご案内の通り社会は揺れ動いており、最近は新たな感染症の拡大も加わって、人々の不安が増しています。果たして地球人類が現状の困難を克服できるか、予断を許さない状況、新たな危機に面していると言えるでしょう。 本文に戻れば、指摘されているように所詮、正当同士が自らの主張のみを正しいものとし、相手を非難する手法は、平時においても危機においても役立つものではないということでしょう。とりわけ、「真理」に対する意見は互いに自我の主張を高めるだけのもので終わってしまいがちです。そもそも主張する本人が理解できていない中で、相手より優位に立とうとするだけでは人々を導くことは出来ないのです。 実はこれまでの経験が各自で異なる以上、一人一人が宇宙の真理を学ぶ道は人によって異なるように思うのです。各自に合ったルートを探して各々山頂を目指すべきなのです。そういう意味で審理への道筋を整理した本講座が有用と言えるのだと思います。

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