ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落383 [2020-04-06]

383 The four senses, the arbitrary rulers of most lives, should be your servants. Each sense has a will of its own, its own reasoning faculty, and is possessed by its own fears. In many instances, it is the four senses through their condemnation of that which they have not previously experienced, that closes the door to new ideas.

383 ほとんどの人生の専制的な支配者である4つの感覚は、あなたの召使にしなければなりません。各々の感覚はそれ自体の意思を持っており、また、その固有の恐怖にとりつかれています。多くの場合、自らが過去に経験したことがないことを非難することで新しいアイデアに対して扉を閉めるのは、この4つの感覚なのです。


【解説】 考えて見れば、私達が毛嫌いする悪臭や醜さ、騒音や不味さ等々、その嫌う由来は各々の感覚反応である訳です。私達はそれに対して香水や香木を求め、美しさを追求し、心地よい音色や美食を求め、それらに優劣を付けて来ました。しかし、そのいずれもが私達の人体の維持に役立っているものとは無縁のもので、あくまで喉を通った後に、その価値は意味をなさなくなる訳です。 本当に人体に必要な要素はそうしたものではなく、別のところにある訳です。一方、これらの原因が私達の感覚にあると言って、それらを遮断したり、取り去ろうとするべきではないのです。重要な点はそれらを主人としないことだと本項は説いています。与えられた感覚を十分に活用して、私達の人生を豊かにすべきであって、それらを主人にしてはいけないのです。 もちろん、その先にはこの私達自身も自分自身を主人にすべきではありません。より高次な宇宙的存在に帰依し、奉仕する役目を果たす一員、創造主の召使になるべきだと示唆しているように思うのです。

第3部 4章 段落382 [2020-04-03] <<  |  >> 第3部 4章 段落384 [2020-04-07]