ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落345 [2020-02-07]


345 Perhaps you have taken these reactions as a matter of course, attributing them to psychological rather than physiological sources. But the fact is, we cannot separate the two phases of expression; both are the result of chemical action. Any phenomena of sensation, whether it be a feeling of great joy because the sun is shining, or a pain in the stomach caused by eating some food for which the cells had no affinity, is the product of chemical reaction. In any channel of awareness, we cannot get away from the fact that we are living in a chemical universe. It matters little whether those chemicals manifest as a force, or as a substance.

345 おそらく貴方はこれらの現象を当然のごとく生理的というよりは心理的な源泉に起因する反応だと思って来たことでしょう。しかし、事実は私達はこの二つの表現の側面を分離することは出来ないのです。両者は共に化学反応の結果です。如何なる感情の現象も、それが太陽が輝いているが故の大いなる喜びの感じであっても、細胞に親和性が無く摂った食物によって胃に生じた痛みであっても、それは化学反応の所産なのです。如何なる知覚の経路であっても私達が化学的宇宙に生きている事実から離れることは出来ません。それらの化学物質が力として現れようと、物質として現れようと大差はありません。

【解説】 最近世間を騒がせた違法薬物の問題も、元はと言えば、それを摂取することにより、体内の正常な化学反応や神経反応が大きな影響を受け、その結果、本人の気分に劇大な変化をもたらすことに起因しています。即ち、精神的な高揚感を得たいが為にそれら薬物に依存するようになるのです。 このように私達の精神活動は化学物質やその反応から大きな影響を受けているのですが、上述のように物質に頼っていては物質万能主義に陥り、私達の進める進化の道とは離れてしまいます。私達は自分の精神的側面も物質に大きく影響を受けている存在であることを認識しつつ、自らの内面の改革を進めて行く必要があるのです。 また、同時に精神面での進化は身体各部にも大きな影響を与える訳で、心身は互いに同期していると言った方が良いのかも知れません。

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