ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落336 [2020-01-27]

336 True clairvoyance is merely the ability to direct the attention of the real Self without producing a state of concentration, and to relax the sense-mind of the body to the point where it is open and sensitive to all impressions. The recognition of any particular personal feeling will automatically interfere with the incoming vibration. If, at the moment of contact with a specific impression, the recipient allows his interest to dwell upon it impersonally, all knowledge pertaining to that impression will reveal itself; because the facts are related and cannot be separated.

336 真の透視とは集中状態を作り出すことなく真の自我の注目を導き肉体の感覚心を開放的であらゆる印象に鋭敏な所までリラックスさせる能力に過ぎません。如何なる個人的なフィーリングもそれが感知された場合には、自動的に流入する振動を妨げてしまいます。もし、ある特定の印象と接触した瞬間、受信者が自らの関心を非個人的にそこに宿ることを許すなら、その印象に関連する全ての知識が自ずと明らかになるでしょう。何故なら、事実は相互に関連しており、引き離されないからです。


【解説】 昔の剣の達人の言葉に”無念無想”という表現があったかと思います。もちろん、先入観無しでという意味合いもあるのでしょうが、より深くは本項で説かれているように、感受しかけた想念・印象波を真に理解する為には、私達自身の心が自分の考えを空しくして、それらを受け入れるだけの受容力を持つことが必要だということでしょう。 まして宇宙から来る想念・印象波は私達が経験したことのない新しい分野、新しい境地を帯びている可能性があります。それらを認識する為にはそれら想念波動が持っているイメージを先ずは素直に受け入れ、内容を吟味することが必要となります。 私達が想念・印象波から恩恵を受ける為には、私達自身がそれら波動が帯びているイメージを把握する程に、先ずはそれらの波動に同調して見る必要があるということでしょう。剣の達人の心境はやって来る相手の想念をいち早く把握し、相手の動きに対応する心境を説いているのかと思われます。

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