ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落319 [2019-12-25]

319 You may consider the illustration meaningless, because in the case of piercing space with the telescope to discern material objects we are looking upon something that has already happened, or upon manifestations that have already taken form. But how can we foresee that which has not yet taken place? It may even seem that we are in contradiction to the law of Cause and Effect; for we are seeing the effect before the cause has produced it. But is this true?319 貴方はこの説明は意味をなさないとお考えになるかも知れません。何故なら、望遠鏡で物体を見つけようと宇宙を貫いて見ようとする場合、私達は既に起ったものや既に形を持った創造物について見ていることになるからです。しかし、未だ起っていないものをどのようにして予知出来るのでしょうか。それは私達が原因と結果の法則とは矛盾しているように見えるかも知れません。何故なら、私達は因が作り出す前にその結果を見ているからです。しかし、これは本当でしょうか?


【解説】 果たして未来は予見できないのか、と本項は私達に真剣に考えることを求めています。毎日の生活を通じて私達はルーチンに追われ物事の本質を考えることを怠っています。 確かに望遠鏡で遠く離れた星々を見る時は、時空間における過去の光景を見ていることになりますが、果たして私達は未来をどのように覗き見ることが可能なのでしょうか。 現実には未来を予知した事例も少なからずあるのですが、それがどのようにして可能となったのかは、十分に解明されていません。沈没する船に乗ることを何故か止めたり、結果的に何十年か後に見る光景を夢の中で見たりすることも予知に属するものです。 これらはいわば事前に因の領域で起こりつつある事柄を覗いていることであり、私達が因の世界と親しくする中で、自ずと明かされることではないでしょうか。因即ち、印象の世界と交流している中で、私達はこれから起こる事柄を知るという訳です。

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