ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落320 [2019-12-26]

320 The greatest minds in the world today will not deny that all phenomena is the result of action. Here, we are dealing with that particular invisible vibration called thought, which, like light, travels out from its point of projection in millions of straight lines in all directions. There are billions upon billions of thought actions taking place in the universe. Like light, their vibratory radiation is a constant thing; traveling at a definite rate which never varies. These vibratory rays traveling through space at a certain speed will, according to the law of accuracy, contact or cross each other at a given point: producing predictable results. Anyone who has learned to turn his awareness to the state of universal interest, can consciously perceive these vibrations contacting; and from the reactions produced, can foretell the outcome before these actions have become visible to the recognized channels of sense.

320 今日、世の中の最も偉大な心を持つ者達は、全ての現象は行動の結果であることを否定しないでしょう。ここでは私達は想念と呼ばれる特別な、目に見えない振動を取扱っており、その振動は光のように放射のポイントから全方向に何百万もの直線として旅出ています。宇宙空間では何十億の何十億倍もの想念活動が起っています。光のようにそれらの振動する放射線は一定に動きます。決して変わることのない一定速度で進行しているのです。宇宙を通して旅するこれら振動する放射線は正確さの法則に従って、互いに与えられた地点で接触し、互いに交差することでしょう。そして予想可能な結果をもたらすのです。誰でも自らの気付きを宇宙的な関心の状態に転換することを学んだ者は、意識的にこれら振動が互いに接触しているのを知覚出来、その際作り出される反応から、これらの活動が認識された感覚の経路に見えるようになる前に、その事態を予見することが出来るのです。


【解説】 全ての事象には何らかの原因があるという訳です。台風にせよ地震にせよ、自然現象とは称せられているものの、実際には様々な力が働くことで、それらが現実化するということでしょう。そのような力の作用を観ることが出来る者を偉大なる者、優れた者という訳です。 その作用の中でとりわけ、注視しなければならないのは、私達各人が日常的に発する想念なのです。本文に記されているように、想念は発した私達から四方に放射され、物事の実現力を作用させながら、宇宙空間を進行します。また他の者も同様に想念を発している訳ですので、宇宙空間はそれらの想念で満ちていることになります。 これら想念が重なると作用も倍加するでしょうし、その最も強い作用はその想念の発信者において最大になる筈です。即ち、発信者の身体やその周囲の環境への作用が最も強いと考えられます。例えば、他人を憎んだり、怒ったりを双方の当事者で行ったとすれば、双方とも酷い結果を得ることになるのです。 宇宙は無音、暗黒の空間と言われておりますが、想念に関する限り、大きな増幅作用を持ち、想念の持つ創造の力が発揮され易い空間ではないかと想像しています。私達が直面している地球規模の気象変化も実際にはその由来は宇宙空間から来ているのかも知れません。

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