ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落317 [2019-12-23]

317 We know that by ascending to a higher elevation we are able to overcome the illusion of space limitation to some degree. Even a small rise will broaden our horizons, and the view we have from the high mountain top seems unlimited compared to that which we had from the valley. When man turned his eyes toward the stars, he realized he must build instruments to aid him to view them more closely. So in his efforts to see ever farther into the universe, he invented and developed the telescope. But our scientists are aware that any instrument built by man is limited. It must be with a feeling of frustration that astronomers view the heavens; knowing that beyond the detection of their finest telescopes lies galaxy after galaxy, stretching into eternity. But once man consciously accepts his oneness with Cosmic Cause, the Cardinal Sense within him (the feeling element), is free to roam the universe at will.

317 私達はより高く昇ることにより、ある程度、空間の限界の幻影を克服できることを知っています。わずかな上昇でも私達の視野を広げますし、高い山の頂上から見る景色は私達が谷間から見る景色と比べて無限の拡がりのように思えます。人が星々に目をやる時、人は自分はより近くにそれらを見るのを助けるための装置を建設すべきだと自覚しました。そこで宇宙空間の更に遠くを見ようとする努力の中、人は望遠鏡を発明し、開発しました。しかし、科学者達はどんなものにせよ、人間によって作られた装置には限界があることに気付いています。天文学者達はある種不満気な気分で天空を眺めていることでしょう。彼らの最も精密な望遠鏡の探知範囲の先には銀河に次ぐ銀河が無限に続いて存在することを知っているからです。しかし、ひとたび人が自分と宇宙の因が一体であることを意識して受け入れるや、人の中にある基本感覚(フィーリングの要素)は自由に宇宙空間を歩き回ることが出来ます。


【解説】 私達の日常は周囲の限られた地上の環境の中で過ごされています。「そしてその問題や苦悩の種もその中に帰属しています。しかし、視点を少しでも上げればより広い視野の下、それらの事柄が実に小さいものであることに気付きます。 結局、私達の抱える問題は私達自身がより高い視野を持つことによってのみ、解決が得られるということでしょう。そういう意味でも宇宙こそが私達が目指すべきものであり、物事の判断の基軸は宇宙に置くべきなのです。 初めて望遠鏡で覗いた時、土星の環や木星の衛星群が見えた時の感動は今でも覚えている訳ですが、全てを包み込む宇宙空間の中で暮らして行けることに感謝する中で、私達は自ずと宇宙空間への親しみを増し、意識を自由に通わせることが出来るようになると著者は説いているのです。

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