ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落315 [2019-12-19]

315 Let us imagine the universe as an infinite expanse of space-force in a passive state of activity, denoting a condition of calmness. Every positive, or aggressive motion within that calm sea of space-force will produce an impulse, or vibration, throughout the whole span of the universe. And as every impulse, whether of light of thought vibration, will continue traveling through space until it has dissipated its energy either through friction, or has transmuted it by contact, when we introduce the time element we can understand that at some time practically every ray will contact every other ray in the universe.

315 宇宙空間を静けさを象徴する受動的な活動状況の中にある宇宙的力の無限の拡がりとして想像して見ましょう。その静かな宇宙的力の海の中では、あらゆる肯定的あるいは積極的な運動は一つの衝撃あるいは振動を宇宙空間全体にわたって作り出します。そして各々のインパルスはそれが想念振動の光であろうと、摩擦でそのエネルギーを消散するか、接触によって改質されない限り、宇宙空間を進み続けることでしょうし、私達が時間的要素を取り入れるなら、私達はいつの日にか、あらゆる放射線は宇宙空間で他の放射線と接触するだろうことは分かります。


【解説】 宇宙が静寂であることは誰もが知ることですが、その静寂さの中に全てのものが包まれ育まれていると言っても良いでしょう。本項は私達が発する想いや行動が生成するあらゆる種類の波動が、この静寂なる宇宙空間に拡がって伝搬して行くことを説いています。 波動は途中で減衰するものの、宇宙の果てまで進行し続けることも理解できます。丁度、鏡のように静かな水面を一か所で生じた波がどこまでも伝わって行くのと同様です。 多くの人々の発する想念も同じ宇宙空間を行き交う訳ですから、同種のものが重なり合えば、その実現力は相乗されるということでしょう。人々の想念の状態こそ、大きな力を発揮するのです。振り返って過去の文明の崩壊についても、当時の人々の想念がもらたしたものと考えるべきかと思います。私達一人一人が日々発する想念が宇宙に影響を与えると言っても良いかも知れません。

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