ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落295 [2019-11-21]


295 The basic vibration of any form is a constant thing; otherwise, the cell would not always reproduce its kind. But so far as the cell's activity and capability of transmitting impressions is concerned, it is unlimited in a relative, or natural state. It is this relative activity with which we are dealing in the study of telepathy; and it may be referred to as the sympathetic vibration. This sympathetic vibration can be demonstrated by using two violins exactly attuned. When we pluck the string of one, the other violin will respond in the same key. A similar experiment may be performed with ordinary drinking glasses, but these are limited in their vibratory range.
295 如何なるものもその基本的振動は不変のものです。さもなければ細胞はいつもその種を再生産できなくなるだろうからです。しかし、細胞の活動に関する限り、また印象を伝達する能力に関する限り、それは相対的あるいは自然の状態としては制限がありません。私達がテレパシー学習で取扱っているのは、この相対的な活動なのです。また、それは共感的振動と表現されるかも知れません。この共感的振動は正確に調律された二つのバイオリンを使って実証することが出来ます。私達が弦の一つを弾くと、もう一つのバイオリンが同じ音で呼応します。同様な実験が普通のコップについて行われるかも知れません。しかしこれらはその振動範囲に限られているのです。




【解説】
相手の気持を感知できることは、本文では”同情”に由来すると説明されています。この能力は細胞一つ一つに備わったものと言えるでしょう。これを仏教では”慈悲”と表現しているものと思われます。私達は常に心を静かに保ち、この妙なる想念波、印象の振動を受け入れるように努める必要があります。
その為には、これまでのように自分自身へのこだわりや関心を先ずは捨て去ることが必要です。心配事を無くして、心を明晰に保つ中で、創造主(因)から発せられた印象波にも同調することが出来るものと思われます。
私達にとって究極のテレパシー能力の発揮は、創造主の意思に近づくことであり、その意思に基づいて行動することにあります。共鳴すべきは万物の贈り主という訳です。



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