ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落283 [2019-11-05]


283 As an illustration; let us imagine we place a large number of goldfish in a small bowl. This crowded condition will not enable them to move about freely, and any motion on their part will cause them to bump into other fish. Each contact-shock will result in the expenditure of a certain amount of energy. If they try to force their normal activity in such congested surroundings, they will soon become fatigued. If they are wise, they will instinctively lessen their action; in which case they are reduced to a condition of lethargy. But as soon as these fish are placed in a larger receptacle they will again expand their activity to its natural state.
283 例示として小さな鉢に沢山の金魚を入れた場合を想像しましょう。この混み合った状況は金魚達に自由に動き回ることを出来なくさせており、少しでも動くと他の魚にぶつかってしまうことになります。この接触の衝撃は幾分かのエネルギーを消費します。もし、金魚達がこのような詰め込み状態の中で通常の動きを無理にしようとすれば、すぐにも疲れてしまうでしょう。彼らが賢ければ本能的に活動を低下させるでしょうし、その中で彼らは不活発状態に弱められて行きます。しかし、これらの魚達がより大きな容器に入れられるや否や、彼らは再び自然な状態まで活動を広げることでしょう。




【解説】
この金魚鉢の事例は私達に何を示唆しているのでしょうか。先ずはその事柄から考えて見る必要もあるでしょう。
一つの例として、自分自身の器(うつわ)の中に整理し切れない程の問題を抱えてしまっている場合も当てはまります。問題を自分に?き集めてしまい、解決が出来ずにいる例も多いのです。
しかし、課題は一度に一つずつ対応することで、自分の中で自由に構想することが出来れば、却って全体としての解決は早まるものです。また、問題点を明らかにして再発を防ぐことも容易になることでしょう。
一方、問題を多く抱え込んでいる場合には、解決策が見つからず悩んでいるだけで長期の時間を要するものです。
また、同時に自分が当面している諸課題に対して、何が真の問題であるか、解決すべき課題を絞り込むことも必要になります。


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