ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落281 [2019-10-31]


281 To some people, this may seem a very haphazard way of experiencing life. For has not the human ego, through hundreds of thousands of years, been trained to the idea of accomplishment by aggression and personal effort? Yet, there are the fortunate few who have discovered the universal way of life. Such persons include not only the seers and the philosophers (who, we pointed out earlier, understood that mastery of the body was essential), but those in all walks of life. Thomas Edison, one of the great scientists of our times, once remarked, "I have found that the answer to some of my most perplexing problems come to me after I have ceased trying to solve them." In other words, the thoughts started to flow freely when his interest was impersonal; when his intense concentration had been released.
281 人々によっては、これは人生を経験する上で行き当たりばったりのように思えるかも知れません。何故なら、人間のエゴは何十万年もの間、攻撃と個人的な努力による物事の達成という概念で訓練されて来たのではなかったでしょうか?それでも宇宙普遍の生き方を発見できた幸運な人達もいます。これらの人達の中には予言者や哲学者(彼らは古くから肉体の支配が不可欠であることを指摘し理解していました)ばかりでなく、あらゆる人生の歩みの中におりました。今日の偉大な科学者であるトーマス・エジソンはかつて、こう述べました。「私のいくつか悩んでいた問題の回答は、私がそれを解決したいとする努力を止めた後にやって来ました。」言い換えれば、彼の関心が非個人的になった時、即ち彼の強烈なる集中が開放された時に想念が自由に流れはじめたということです。




【解説】
もちろん自ら努力する者でなければなりませんが、そもそもその努力する方向について大切な示唆を与えているのが本項です。
問題解決に向けて自分の経験や知識を探すことはもちろん必要です。しかし、それでは十分でありません。実はこうして自らの関心、即ちアンテナをその課題に向ける訳ですが、実際の解決は過去の経験だけでは進まないのが通例です。どうしても新しい方法や知識が必要なのですが、これら解決法に巡り合うには外部からの手助け、即ちインスピレーションに頼る必要があります。そこに外からの印象を受け入れる心身の状態が必要になるのです。
その為に必要となるのが心身が十分に柔軟で外部から来る微小な想念波動に気付ける状態を維持することです。エジソンはこうして数多くの発明を成し遂げたということであり、エジソン自身、問題解決の為のメカニズムを理解していたという訳です。



第3部 2章 段落280 [2019-10-30] <<  |  >> 第3部 2章 段落282 [2019-11-01]