ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落280 [2019-10-30]


280 It is not easy to hold one's self always in a state of receptivity, because it demands a perfectly balanced consciousness. It is not a simple task to keep the body in a state of relaxation and still maintain a positive interest in all action around, and within us. Yet, this state is necessary to a good recipient. We must learn to look upon our mental reactions as though we were an impersonal bystander, and our thoughts were nothing more than actions taking place upon a stage.
280 自我を感受性のある状態に保つことは容易ではありません。完全なる調和した意識が必要だからです。肉体をリラクゼーションの状態に保ち、しかも周囲や自らの内面のあらゆる活動に対して積極的な関心を維持することは容易な任務ではないのです。しかし、良い感受者にはこの状態は無くてはならないものです。私達はあたかも自分が個人的に関係がない傍観者であるかのように、私達の精神的な反応を観ること、また、私達の想念がステージで起っている演技でしかないかのように観ることを学ばなければなりません。




【解説】
本稿はある意味テレパシーの極意を示唆するものと言えるでしょう。空間を通過する妙なる想念を感知する為に心はバランスのとれた穏やかでかつ他者に対する関心を保っていることが必要なのです。
これを成し遂げるには、各自は自分自身の心身の状況を把握し、バランスのとれた状態を維持する必要があります。つまり、マイナスや過度のプラス、即ち攻撃的な姿勢を改め、静かに心を通過する想念波を観察することが求められます。
かく言う私も心身を安定した状況に保つことは容易ではありません。その渦中に入ってしまうよりは、一歩引いて、客観的に自身を見詰め直すことも必要でしょう。本文に表現されているように想念を舞台で演じられている劇のように、少し引いたところから観察する自分が必要であると著者が説いている所は重要です。



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