ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落279 [2019-10-29]


279 Thought-transference is much like a radio broadcast. In radio, a message or vibration is spoken into the microphone; passes through an amplifier and transformer; travels through space as an electric wave; is picked up by a receptive instrument; carried through the wires to the detector tube and transformer, where it again changes into the original sound waves. But if the power fails, or a tube goes dead in the middle of the message, the sound waves coming from the set will stop, and the speaker's voice may be interrupted in the middle of a word. When we tense our minds to an incoming thought, it produces the same effect on the brain that the power failure, or dead tube does in the radio set.
279 想念伝達は、ラジオ放送により近いものです。ラジオの場合、メッセージあるいは振動がマイクロホンの中に話され、アンプや変圧器を通り、電気的な波として空間を移動し、ある受信装置に拾い上げられると、電線の中を通って検波管や変圧器に運ばれ、そこで再び元の音声波に変換されます。しかし、メッセージの途中でも、電力が無くなれば、あるいは真空管が作動しなくなれば、ラジオから出る音声波は停止し、話し手の声は途中で中断させられることになるでしょう。私達が入って来る想念に対し、心を緊張させると、ラジオにおいて電力が落ちたり、真空管が切れるのと同じ影響を作り出すことになるのです。




【解説】
本文から想念伝達の原理が明らかにされています。
ここで重要だと思うのは、想念波自体は何か放送電波のようなものでしょうが、その大本の内容は受信者の中にある諸機能により、受信後再び送信者の意図が再現されるということです。つまり、受信者側にその再現機能の問題が生じれば、送信者の想念が再現されなくなるということになります。
そこで重要となるのは、受信者が自らの受信機能を安定して保ち、目新しい想念・印象に出会ったからと言って、妙に緊張したり、拒絶するようなことのないよう、穏やかさを保つことです。
私達自身の受信機を常に正常な状態にしておくことが次なるインスピレーションを受ける上での準備となるのです。



第3部 2章 段落278 [2019-10-28] <<  |  >> 第3部 2章 段落280 [2019-10-30]