ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落273 [2019-10-18]


273 We are living examples of this law in action. Our modern mechanical age with its labor-saving devices, which should give us more time to become acquainted with ourselves and the universe in which we live, has enslaved the average person by the fast pace they now expect. We work, eat, sleep and play in a state of high concentration; then wonder why we suffer from constipation, colds, high blood pressure, and drop dead with heart failure in the prime of life. All the medicine in the world cannot make the little cells of our bodies operate efficiently while our minds are under tension.
273 私達はこの法則の生ける実例です。私達の現代の機械化の時代には労働を軽減する装置があり、それらは私達に自分自身と私達が住んでいる宇宙をよく知るためにより多くの時間をもたらす筈なのですが、平均的な人間を自分達が思い込んでいるテンポの速いペースの虜にしています。私達は高い集中度の下、働き、食べ、眠りそして遊びます。そして何故、私達が便秘や風邪、高血圧に苦しみ、生涯の全盛期に心臓麻痺で倒れるのかを不思議に思うものです。この世の全ての薬は私達の心が緊張下に置かれている間は私達の肉体の微小な細胞を効果的に動かすことは出来ないのです。






【解説】
せっかくの文明社会に居ながら、私達は依然として旧態ながらのあくせくした心のままで日常を過ごしています。その結果、心の過度の緊張や集中によって、肉体は疲弊した状態にあり、様々な病気を抱えるに至っています。
本項はこのような心の問題が解消しない限り、薬では効果が出ないと断言しています。つまり私達が抱える肉体細胞の問題は薬よりも心の問題を先に解決する必要があるということです。
私達が本来、授けられた恵まれた環境を生かす上でも、自らの心の問題こそ、真っ先に対処すべきという訳です。しかし、この課題は各自が解決に向けて努力しなければなりません。他の者は助言は与えられるものの、その行動実践は本人でしか為しえないのです。
本項で説かれている集中の問題は、はるか2000年以上も前に仏陀が説かれた執着の問題に対応しています。



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