ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落272 [2019-10-17]


272 During experiments conducted in the field of intentional telepathy by researchers, it has been found that the rate of accuracy in reception in any group is higher for the first series of tests than it is later. They have attributed this to mental fatigue, but it might more logically be explained as concentration fatigue; for it is produced by the enforced focusing of the attention upon one point, or idea. Because it demands an increased expenditure of the potential body force, any form of concentration will produce fatigue. The energy of the cells is being dissipated at a very high rate, and due to their tenseness caused by this mental strain, they are not able to replenish their energy as fast as they are giving it out. This creates an unbalanced condition in the body.
272 研究者達による意図的テレパシーの分野で行われた実験の間、如何なる集団においても正確さの割合は最初のテストが後のものよりも高いことが発見されています。彼らはこれを精神的疲労のせいとしていましたが、集中化による疲労と説明する方がもっと論理的と言えるかも知れません。何故なら、ある一点あるいは概念に注意を強制的に集中させることで疲労が作られるからです。その集中が潜在する肉体の力の消費量を増加させることになる為、どのような形であれ、集中は疲労を作り出します。細胞のエネルギーが非常に高速度で消失し、心の引き締めによって作り出された緊張の故に、細胞は自分達のエネルギーを補給することが出来ないまま、エネルギーを放出してしまいます。これは肉体にアンバランスな状態を作り上げます。




【解説】
本項はこれから私達がテレパシー能力向上を目指して各自訓練して行く上での指針となるものです。
とかく私達は成果を急ぎがちです。その為に何かの目標に集中しますが、その際の心の持ちようについて注意しています。つまり、説明事例にあるように、多くの場合、最初はうまく行く場合が多いことです。これは心が未だ集中しておらず、リラックスしていたり、成果に執着することのない心境であったためという訳です。
これに反して、2回、3回と続けて行く中で、私達の肉体細胞が疲弊し、感受性を失うことを警告しています。つまりはこのような心の訓練は心の状態即ち心境を如何に理想的な状況下に統制して行うかがカギとなる訳です。これはテレパシー分野に限らず、スポーツその他何事にも当てはまるのではないでしょうか。如何に平常心を保ちつつ、目標に立ち向かうか、このバランスが重要です。



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