ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落271 [2019-10-16]


271 A very great difference exists between the two. Concentration is a fixed, or set condition, which allows only one idea to manifest at any given time. Interest is a state of curiosity which opens real consciousness to all ideas around it, and in this way actually creates an impersonal participation with them in a free state.
271 両者の間には非常に大きな違いがあります。集中とは固定化した固まった状況であり、如何なる時でも一つのアイデアしか現出を許さないものです。一方、関心は現実の意識をその周囲の全てのアイデアに開放する好奇心の状態であり、このようにして自由な状態の下、それらと非個人的なる参画を実際に造り出すのです。




【解説】
テレパシー能力を高める為には何より自らの関心の範囲を広げることが肝要であり、物事に集中、執着することはそれに逆行するものだと説かれています。
自らの意識を拡大拡張し、あまねく領域に広げるとともにその染み出す範囲で想念、印象の検知を待つという訳です。
とかく答えを見出せないでいる私達ですが、それは求める範囲を自ら狭め自らの関心をその一点に集中しているからに他なりません。もっと自由に自らの想念を広げれば絶えず流れ込む宇宙の英知に自ずと接することが出来、インスピレーションを得ることが出来るのです。通常、このような心境と他力本願と称するかと思いますが、その背景にあるものは創造主への信頼、信仰なのです。


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