ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落260 [2019-09-30]


260 We are an intensely selfish lot. If you were to make an impersonal analysis of your mental reactions, you would find that ninety-nine and ninety-nine-one-hundredths percent of your thoughts pertain to yourself, your home, your business, your mate, children and possessions. To break this down, eighty-five percent of your thoughts are dedicated to the idea of self-preservation; the other fourteen-and-ninety-nine hundredths percent, to self-pleasure. That leaves a mere one-one-hundredth percent to be devoted to a searching for universal knowledge.
260 私達は強烈なる利己的な奴です。もし貴方が自分の心の諸反応を客観的に分析するなら、貴方は貴方の想念の内、99.99%が自分自身や自分の家族、自分の仕事、自分の仲間や子供達、持ち物に関連していることが分かるでしょう。更に分解すれば貴方の想念の85%が自己保存の想いに、他の14.99%が自己快楽に捧げられています。つまりはわずか0.01%が宇宙的知識の探究に捧げられているに過ぎないのです。




【解説】
私達の日常はほとんど自分への関心事に向けられています。即ち、この地球では他者や宇宙に関心を抱く者は極めて少なく、もっぱら各自が自分自身の事柄に追われて生活していると言っても良いでしょう。
この傾向は、会社等の組織、国家間でも同様であり、各々が自分自身と見なす範囲のことだけを常に考えている訳です。
おそらく文明の始まりの頃は、これでも許されたのかも知れませんが、人間が力をつけ、影響力を増した現代においては、問題が大きくなっているのです。限られた土地や資源の奪い合いや侵略行為等もそうですし、各国の支配者は国民の志向を誘導し、敵対的な想念を持たせ、宇宙的な覚醒を持たせないよう、マスメディアを用いることに余念がないように思えます。
しかし、これらの傾向も今までの自己中心の志向では問題が解決しないことを悟れば、良き方向に転換する他、ありません。そこに参考とすべきは他の生きもの達の立ち居振る舞いです。たとえ明日の朝、屠られる宿命であっても残された1日をいつも通りに過ごす水牛達の悲しげながらも穏やかな目を見た時、これら水牛達は死に向かう人間より、はるかに潔い人生観を持っていると感じ入った次第です。たとえ明日はどうなるか分からずとも、穏やかに宇宙の鼓動に耳を傾けていたいものです。


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