ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落261 [2019-10-01]


261 The human must have a definite reason for acting; first, as a duty of self-perpetuation; second, because the act brings pleasure. Either of these is pure selfishness; and creates this barrier of resistance against universal knowledge. This self-interest created by the concentration of cell consciousness, we call the ego. And because of our lack of understanding, it is this human ego which we seek to perpetuate.
261 人間は行動する際には明確な理由を持たねばなりません。第一は自己を永続させる為の義務として、第二はその行動が快楽をもたらす故です。これらのいずれもが純粋に利己的なものであり、宇宙普遍の知識に対して抵抗の障壁を作り上げています。この自己への関心は、私達がエゴと呼ぶ細胞意識の集中化によって造り上げられました。そして私達の理解の不足の故に、私達が永続させようと求めているものは、この人間のエゴなのです。




【解説】
人体を維持する為に人は食物を摂る必要がありますが、同時に味覚や視覚、嗅覚を喜ばせる上から、食事はこれらエゴを満たす上で最も重視されて来た行為と言えるでしょう。グルメこそ究極のエゴの行為と言えるのではないでしょうか。
くしくもイエスが人はパンのみにて生きるにあらずと私達に警告した通り、私達は食べることにあまりにも重きを置いており、テレビでは次々と出る新しい商品の宣伝に余念がありません。
当然、その結果は体重増となり、富める国と飢餓に苦しむ国々との間で人々の身体に大きな差が生じており、食料の分配に不平等が生じています。
しかし、イエスが指摘したように、私達は自身の身体の保持の目的以上に食物を摂取することに価値を置くべきでないかも知れません。以前あった宇宙人とのコンタクト事件の中で、自宅に水を貰いに飛来した宇宙船の搭乗員からお礼に貰ったパンケーキは何かダンボール紙のように味気なかったという話があります。進化した宇宙人にとっては、もはや味覚は食事の支配要素でなくなっているのではないかと思う次第です。美味しい、まずいという感覚の支配を超えた先に生きていると言っても良いのかも知れません。


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