ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落258 [2019-09-26]


258 Because of its higher state of concentration, the same thing is taking place in our bodies to a much greater degree. The human consciousness, or personality, has come to the place where it is almost wholly interested in itself. That is, the chemicals composing the form are so highly organized that they do not feel the need of outside forces; although they must draw upon those sources for their support. Each human form is interested only in perpetuating itself; and through thousands of years it has created the habit of accepting only those impulses, or vibrations, that pertain to its own well-being.
258 そのより高密度の状況の為、同様の事柄は私達の身体の中では更に大きく起っています。人間的な意識、あるいは個性というものは、ほとんど全く自分自身にしか関心がない状態の所までに至っています。それは即ち、形を構成している化学物質は余りに高く組織化されている為、それらはそれらの維持の上から原材料を引き込む必要はあるものの、人体の外側の諸々の力を必要だとは感じていません。一つ一つの人体はそれ自身を永続させることのみに関心があり、何千年もの間、自分自身の安寧に関係する衝動もしくは振動のみを受け入れる習慣を作り上げてしまいました。




【解説】
確かに私達の身体は優れた機能と美しさを備えていると言えるでしょう。もちろん、その身体を委ねられた私達はその機能を十分に発揮し、その美しさを表現して行く必要があります。
しかし、それだけでは問題があるのです。自分自身にしか関心が無く、他者はあくまで自分との比較においてのみ利用するのでは、行き詰るというものです。かつてウェイン・ダイヤー氏の講演の中で、"私達はあまりにも自分自身に関心を集中して来た"と延べられていたことがあります。私達はもはや必要以上に自分に向けての関心を持っていることに問題があるのです。
この状態では外からやって来る宇宙的な想念や周囲の者達の苦悩等について情報が入って来ることはなく、やがては自己中心的な性格に陥ってしまいます。
自分への執着を捨てることによって、ようやく宇宙的な要素が入り込むことが出来るということでしょう。今日、流行の"断捨離"もこうして作った隙間に、宇宙的要素を入れることを本来、目指しているのかも知れません。



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