ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落237 [2019-08-26]


237 Let us use the example of a wayward child. The parents will correct the child for a breach of discipline, but they do not condemn it. They understand that as the child grows, it will gradually learn right from wrong. All human beings throughout the Cosmos, are children learning lessons . . . and should be recognized as such. Jesus exemplified this when He said, "Father, forgive them; for they know not what they do." If this law is obeyed, we shall have no trouble in employing the Cosmic Language.
237 わがままな子供についての例を用いましょう。両親は躾を破ったとしてその子供を正しますが、責めることはしません。両親は子供が成長するにつれて次第に誤ったものと正しいものの違いを学ぶようになることを理解しています。宇宙を通じて全ての人類はレッスンを学ぶ子供達であり、そのように見なされるべきなのです。イエスはこう言ってそれを例示しました。「父よ許して下さい。彼らは自分達が何をしているのか分かっていないのです」。もしこの法則に従えば、私達には宇宙的言語を導入しても何ら問題は起きないでしょう。




【解説】
本項ははからずも私達がテレパシーを真に学び始めると遭遇する周囲とのあつれきについて、よくよく私達に説いているのです。本文の最後の言葉に著者の思いが良く表れています。
即ち、私達がより宇宙的な分野を学び、宇宙に遍満する想念・印象の波を感知出来るようになると、私達と周囲の差が拡大し、私達の目からは他の一般人が陥っている状況を時に疎ましく見え、時には責めるようにもなりかねません。
そのような状況に対し、著者はイエスが自らはりつけに遭う最中に語ったとされる言葉の真の意味を伝えると同時に、進化した他の惑星人が私達をどのような視点で見ているかを伝えています。そこには自らを殺そうとしている者に対しても哀れみを示す程の深い理解が本来、必要だというのです。
目下の段階では、私達はわずか一歩を他の者に先んじただけであり、私達自身、未だ多くの解決すべき問題点を抱えています。私達自身がこのように暖かく見守られていることに感謝し、同時に周囲の者にも同様の気持で接する必要があるというものです。


第2部 4章 段落236 [2019-08-23] <<  |  >> 第2部 4章 段落238 [2019-08-27]