ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落203 [2019-07-05]


203 We have shown the detrimental influence destructive emotions have in our lives; yet, there is a simple demonstration to prove how easily their hold can be broken. If we can get an angry person to accept a pleasant thought, his strong, destructive emotion will quickly fade. The mind cannot retain thoughts of anger, fear, anxiety, worry, or any of the other destructive emotions which plague it, when one is happy. In this balanced state, we are using Nature's law of harmony; which relaxes the mind, releases tension in the body, and opens the way for unhampered telepathic reception.
203 私達は、私達の生活の中で破壊的な感情が持つ有害な影響について示して来ました。しかし、如何にそれらの支配が容易に壊れるかを示す簡単な実例があります。もし、私達が或る怒っている人間に、楽しい想念を受け入れさせることが出来れば、その者の強い破壊的な感情はすぐに消失することでしょう。心はその人物が幸せである場合、怒りや恐れ、不安や心配、その他、心を病に陥らせている破壊的な感情を保持出来なくなります。そのバランスのとれた状態では、私達は大自然の調和の法則を用いており、それは心をリラックスさせ、身体の中の緊張を解放し、妨げられることのないテレパシー受信への道を開くのです。




【解説】
私達の人生は私達自身の心にどのような想念を招き入れるかにかかっています。つまらない悩みや本文で例示されている怒り等は、私達自身を破壊させる程の影響力を持つ一方、一たび心が明るく楽しい想念を招き入れることが出来れば、状況は一変するものです。
それ故に全てにおいて穏やかさ、明るさが必要であり、他の生きもの達もこれと同様の心境を保っていることでしょう。
古くから"怒りは敵と思え"という表現がありますが、私達はこれら想念の持つ影響力の大きさを知った後は、努めて日常生活の中でより建設的で調和ある心境を保ち、これらと類似した想念を招き入れるようにしなければなりません。
ご自身の心身の健康の他、周囲の人々への波及効果、環境への働き掛け等々、私達が抱く想念の持つ力の大きさについては強調しすぎることがない程、重要な事柄と言えるのです。


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