ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落202 [2019-07-04]


202 I cannot stress too strongly the importance of our daily attitudes; for it is during the long hours of routine living that our thought-habits are formed. While it is an admirable practice to devote a specified number of hours each day to study, if, with the closing of the book, the mind reverts to the old thought-pattern of worry, the benefit gained from study is nullified.
202 私は私達の日々の姿勢の重要性について強調してもし過ぎることはありません。何故なら、私達の想念習慣が形成されるのは、決まりきった日常の生活の間であるからです。毎日、特定の時間を学習に充てることは賞賛に値する訓練ですが、その一方でもし、本を閉じると同時に心が心配の古い想念パターンに戻ってしまうなら、学習で得た恩恵は無になってしまいます。




【解説】
毎日の生活、時々刻々の自身の心境こそが大事ということです。書物を読むことも重要ですが、その本を閉じた後に心が関心を止めてしまえば、心に作用しているのは本を読む時間だけであり、他の圧倒的な時間の全ては無益の昔ながらの状況となるのでは、進歩は遅いものとなってしまいます。
当然、日常生活の中では本ばかりを読んで居られませんので各自、自分なりの実践が重要となる訳です。私の経験からも努めて自分の心境を良質なものに保とうとする心掛けが非常に重要なように思います。とかく私達は結果を急ぎがちですが、目に見える結果を求める前に、目の前の状況を素直に受け止め、解決策のヒントがやって来るのを待つことです。そしてもし成功裏の結果を導き出せたら、その時保っていた心境について、よく記憶して置き、次の機会に備えることです。
こうした日常生活における実践的研究はやがて大自然や宇宙への信頼に繋がり、それらの中で暮らす私達を包む環境の美しさを愛でるものとなり、日々の精進も楽しいものになります。


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